「ハンバーガー愛好会」を復活させよう!
1997年秋、「おでん」の食べ歩きをしていたときに「函館においしいハンバーガー屋があるよ」と地元の人に勧められました。ハンバーガーは大好きでしたが、道内で「おでん」ばかり食べ歩いていたので、北海道を離れる前に“海の幸”を食べたいと思い、寿司やイクラ丼などを優先して、ハンバーガーはあきらめました。
100日以上の旅を終えて、函館のハンバーガー屋のことを思いだしました。「ラッキーピエロ」というその店は、地元以外でも話題になっていて、大手チェーンが次々に函館から撤退してしまうという噂があるほどの人気でした。当時は市内に5店舗でしたが、現在は13店舗に増えています。
以前から沖繩にゴーヤーを使ったハンバーガーがあることを知っていたこともあり、雑誌に企画を持ち込んで、飛行機で函館に向かいました。ダントツで人気だったのは「チャイニーズチキンバーガー」という鳥の唐揚げをパンズに挟んだもの。オーナーが中華料理店を経営していたこともあり、エビチリバーガーや酢豚バーガーなどのメニューもあります。
このときに気になったのが「ハンバーガー愛好会 金賞受賞」というキャッチコピーです。お店の人によると、大学生を中心に結成された「ハンバーガー愛好会」から表彰されたそうです。1987年に創業して数年後の話らしく、今ではその存在も不明ですが、「冷凍モノを使わず、お母さんの気持ちで注文を受けてから作る」というポリシーに感動しました。
函館をあとにして、名古屋の「うなバーガー」「ミソカツバーガー」、高松の「たこやきバーガー」、沖繩の「ゴーヤーバーガー」「ステーキバーガー」などを食べ歩き、すっかり地域限定ハンバーガー(僕は「地バーガー」と命名)の魅力にとりつかれました。このときのレポートは『週刊プレイボーイ』で発表しました。
振り返ってみると、日本のハンバーガーの歴史は戦後すぐに始まりました。ちなみにマクドナルドが日本に上陸したのは1971年7月20日で、銀座の三越に1号店がオープン。その前の1963年には、A&Wというアメリカのチェーン店が沖縄に展開しています。
外国から入ってきた文化をアレンジして独自のものにしてしまうのは、日本人の性質といえるでしょう。あんぱん・カツ丼・ラーメンなどはその典型例ですね。アメリカから運ばれたハンバーガーの種は、モスバーガーを代表する国産の大手チェーンの台頭とともに、日本独特の「地バーガー」として結実したのです。
佐世保バーガーをきっかけに「地バーガー」の存在が知られるようになり、東京を中心にグルメ系のハンバーガー店も急増しています。そこで、かつて存在していた「ハンバーガー愛好会」を復活させて、年に一度くらいはどこかの店のハンバーガーを表彰してもいいのではないかと考えるようになりました。
今のところ、会費や会則などはありません。興味のあるかたは、ハンバーガーに対する思いを添えて、以下のトピックに参加表明してください。また、元祖ハンバーガー愛好会のメンバーだった人がいたら、ぜひ当時の話をお聞きしたいと思います。
入会はこちらで!
ハンバーガー好きのみなさんの参加をお待ちしています!
2007年2月18日
呼びかけ人
新井由己(比較食文化研究家)
おでん研究家 ハンバーガー研究家 カレー研究家
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投稿者 あらい

